今回の団参は『覚鑁聖人ゆかりの地を巡る旅』と題して、真言宗中興の祖である覚鑁聖人・興教大師様ゆかりの寺院を参拝致しました。
真言宗18本山の内、今回の旅では5つの本山を参らせてもらうという特別な2泊3日でもありました。

≪1日目≫
JRを乗り継いで京都まで行き、京都よりバスでまず最初に伺ったのは【仁和寺】でした。
覚鑁聖人が13歳の時に出家得度されたお寺で、御室派総本山でもあります。
お昼過ぎの到着で腹ごしらえをして、僧侶の方のご案内とともに参拝し、特別期間で金堂なども一般公開されていたのもあり充実したお参りが出来ました。
続いて智山派総本山【智積院】へと参拝し、名勝庭園や国宝の障壁画などに目を奪われながらお参り致しました。
その晩は京都市内で一泊して旅の疲れを癒しました。
≪2日目≫
京都を発って今度は奈良へと移動し、花の寺としても有名な豊山派総本山【長谷寺】へ伺いました。
吉田家菩提寺の本山でもある長谷寺には、個人的ではありますが特別な想いを持って参りました。
誕生院様ともご縁の深いお寺ということもあり、非常に丁寧なご案内とともに普段は入ることの出来ない場所でお茶やご法話のお接待を頂いたり、ご本尊さんも間近で拝ませてもらったりしました。
≪3日目≫
聖人様が高野山におられる時に、お住まいになられていた密厳院を出発すると、まずは弘法大師様のいらっしゃる【奥の院】へと伺いました。
参道に入ると、聖人修行の地である【密厳堂】にて手を合わせて先へ進みました。
399段の回廊を上り切った所にこう記されて、梵鐘が打てるようになっていたのです。
私は思わず涙が溢れてきました。
祈るだけでは物質的には何も救えないと言う方もいらっしゃるかもしれませんが、心は救えるのではないかと五感で理解出来るような体験でした。
合わせまして我が家の本山は素晴らしいことを試みていて、本当に誇りに思えたのと同時に、ご先祖様への感謝の想いが改めて生まれました。
何となく昔から京都の華やかさより奈良の静寂が好みの私でしたが、それは海が無く東京・埼玉のギャップと似ているせいかと思っていました。
しかしそんな奈良には自分の菩提寺の本山があるという事実には、運命的なものを感じております。